『SHUFFLE!』第19話「忘れ得ぬ想い」

幼少時、主人公:稟は、善意の嘘により自分への憎悪を募らせることで、
母の死で精神的ダメージを受けた幼なじみの少女:楓を立ち直らせる。
楓が稟への憎悪をぶつけ続けて数年後(6年間らしいが、あの仕打ちを我慢できる稟も凄い)、
それらが誤解によるものであることを知ってしまった楓は、自分の全てを稟への贖罪に費やすと心に誓う。
以降楓は稟に尽くしてきた。だが現在、稟は麻沙先輩と両想いになり、恋は盲目状態に。
稟が自分から離れていくことを痛感せざるをえない楓。
「稟への贖罪+想い」だけが全てだった楓は、精神的な均衡を崩し……。


という感じで、重い、重い、とにかく重い話だった。
しかし、暗黒面が漂うほど黒化する理由としては、なるほどなぁ、
と思わせるだけの説得力はあった(演出の力もあるけど)。


にしても、ここまでの各ヒロインが抱えているものの重さと描写の質を考えると、
やはり、シアの不遇は歴然としているなぁ。
まあ、ヒロイン5人のルートを全部を描くという構成の都合上、
どこの比率を軽くできるかといえば、シアしかいないとは思うが。


何にしても来週が待ち遠しい。