『地獄少女』第24話「夕暮れの里」

冒頭の小学生の会話。
よくよく考えてみれば、インターネットなどという手段を使えば、
地獄送りのインフレが起きるはずなんだよなぁ。今まですっかり失念してましたが。


本編の方は、はじめちゃんの先祖仙太郎があいの幼なじみで、
あいは人身御供として死に、あい自身はそれに仙太郎も関わっていると思っていて、
それで、今までのつぐみとの繋がりが仙太郎との血縁関係にあることを認識したあいが暴走、
はじめとつぐみ親子に静止は果たして、というところで終了。


映像的にも人身御供というものが抱える情感が込められていて、
良かったとは思うけど、あいの暴走に何か違和感が……。
恐らくあれって、あいの思い込みか、そうせざるを得なかったとしてもそこに悲哀があるわけで
(でなければ、鎮魂のための寺なんか作らないからな)、
あれだけ他人の怨みを見ていて、そこに色々な事情が介在することは充分わかっているはずなのにな。
まあ、自分の原体験と他人事では重みが違うor話の都合と言えば、そうなんだけど、
切れキャラではないから、やや極端すぎる感じは否めないなぁ。


というわけで、次回はそのあいの人身御供にまつわる、
つまり地獄少女誕生のエピソードのようで、クライマックスも間近になってきました。
しかし、この幸せを呼ぶための人身御供というのを聞いて、「hollow」のアンリ・マユを連想した私。
幸せの呼び水として不幸を肩代わりさせるわけで、
大昔はこういうの割とあったわけですが、悲しい話としか言いようがないですな。


こんな余韻を自ら台無しにしますが、
今回のつぐみの反応が色々と……いや、カワイかったということを言いたかっただけです。