『シュヴァリエ』第05話「パレ・ロワイヤル」

復活祭の日、デオンは許嫁のアンナを誘いロンシャンに。
そこにある教会の告解室で、王への忠誠心に疑問を持ったことを懺悔するデオン、
デオンへの不信と死してデオンを縛るリアへの嫉妬を懺悔するアンナ。
ロンシャンからの帰りの道すがら、ボロンゾフを見つけたデオンはアンナと別れ、
一人ボロンゾフを追跡する。
対峙したボロンゾフとデオンだが、ボロンゾフは「機密局には感謝している」という言葉を残し、立ち去ってしまう。
デュランら仲間と合流し、船で逃げようとするボロンゾフを再追跡するデオンらは、
ボロンゾフの言葉から機密局内の裏切り者の存在を考慮する。


オルレアン公のパレ・ロワイヤルに赴いた国王ルイ15世は、
玉座への野心を抱くオルレアン公を牽制。
一方、港に着いたデオンらだが、一足違いでボロンゾフが乗った船が出航した後であり、
当のボロンゾフは、ロベスピエールと共に船上にあった
その後、デオンら機密局の尋問により、オルレアン公は革命家や密偵を隠匿していた等、
一部の罪を認める供述を得、オルレアン公の権勢を封じられたが、王家の権威に関わるため罪自体は不問。
またボロンゾフのロシア逃亡を助けたこと、リアの殺害に関しては供述を得られず。
他方、ボロンゾフ逃亡や革命勢力へ助力していたのは、ルイ15世の愛人ポンパドールであった。


初めに流し見していたときには、戦闘シーンもなかったせいか、
特に引っ掛かるところもなかったのだが、2度目の視聴でこうして粗筋を書き出してみると、
序盤のいわば「オルレアン公の陰謀編」をさっぱり解決して、さて次は、という話だった模様。
そうなると当然ながら次はロシア編であろうし、次回はロシアへ行く前のフランス出立話になるのかなぁ。
それにしても、ベルサイユのばらでもそうだけど、貴族という毛並みの良さがあるとはいえ、
時代にあらがう役割を担わなければならないことから来る切なさは、厳然としてあるよなぁ。
まあ、それこそが世の現実なわけですが。