『マクロスF』第22話「ノーザン・クロス」

ランカと共にいなくなったブレラについてグレイスに問いかけるが、
グレイスは無関係を装い、さらにレオンに見切りをつける。
レオンの方は傷ついた船団、ランカを失い未来が明るくないことに対応するため、
SMSオーナーであるビルラーに働きかける。


アルトとルカは新型兵器の実験運用中。
絶望の中でエルモをマネージャーとして、
歌いつづけるシェリルの歌からランカと同様のフォールド波形が検出され、
大統領となったレオンに呼び出されるシェリル。


もっと早く素直になっておけば良かったと漏らすクランは、
シェリルの病気のことをアルトに告げる。
オズマとキャシーはSMSの面々と合流、
マクロス・クォーター内でレオンが大統領を殺したことを語り、
さらにはランカの置き手紙を受け取る。そこには記憶を取り戻しつつあることが書かれていた。
そして、マクロス・クォーター艦長ジェフリーは、
ビルラーからSMSの解体と新統合軍への編入が言われいることを皆に告げる。


官邸ではルカとレオンを前にしたシェリルが、
ルカからV型感染症が致命的に進行していること、そして、だからこそ、
歌声からフォールド波が発せられ、フォールド・クォーツであるイヤリングが、
それを増幅していることを教えられる。
レオンらからランカの代わりに歌ってくれと依頼されるシェリル。
住処としているアルトの実家に戻ったシェリルを待っていたのは、
クランからシェリルの事情を聞いたアルト。しかし、シェリルはそこで倒れてしまう。


オズマとキャシーは、SMSの仲間にメールを一斉送信。
病が体を蝕みつつ、アルトに弱さを見せまいとするシェリルに、
もう無理しなくていいんだと病気のことを知っていることを暗示するアルト。
しかし、私には歌だけが生きた証とシェリル。
おまえが歌うなら最後のその瞬間まで側にいてやると答えるアルト。
そして、「アルト、私に勇気を頂戴、ずっと歌い続ける勇気を頂戴」
というシェリルの言葉と共に一夜の一時を過ごす2人。


その頃、宇宙のある場所では、ランカとブレラが愛君のふるさとにもう少しのところに迫っていた。
グレイスを始末しようとするレオンはTV演説でバジュラとの徹底抗戦を叫ぶが、
その最中、オズマらSMSの中核の7割は統合軍から離反。
シェリルはシェリルで歌を歌うことを選択し、ノーザン・クロスを熱唱。
クラン、アルト、ルカは居残り、しかもアルトとルカはそのオズマらの追撃に向かうも、
オズマの「大人じゃなくて男なんだよっ!」発言の前に追撃失敗。
その頃、ランカとブレラは愛君のふるさとに到達、暗殺を返り討ちにしたグレイスは、
ランカがバジュラの母星?にたどり着いたことに狂喜すると。


次回予告からすると次でバジュラ絡みの真相が明かされるっぽいが、
3話で尺が足りるのか、ちょっと心配。
これだけの質量のある作品なら2期につなげてもアリだと思うんだが、
っていうか、シェリルがこのままトゥルーエンド的な立ち位置で最期を迎えてしまうのだけは、
勘弁して欲しいなぁ。そこはご都合主義でもいいから生き残って欲しいわけだが……。