『ノエイン もうひとりの君へ』第01話「アオイユキ」

内容的には、複数の時空の内、一方に主人公たち少年少女の日常があって、
もう一方にあるのは戦い激しき非日常の世界。
その非日常が、理由があって日常に浸食してくるんだけど、
浸食の中心人物となるのは未来の主人公で、理由はヒロインにあると。


感想を端的に言うと「真打ち登場!」
あるいは「1話から風呂敷広げたなぁ」というところかな。
世界観を圧倒的に提示して説明なしという第1話は、
さすがに日本サンライズ時代からの富野畑出身だけあって、正に富野由悠季的なんだけど、
それにしても制作母体をサテライトに移して以後の赤根監督作品としては、
一番気合いというか、魂が入った第1話じゃなかろうか。


話としては2クールぐらいかけて、じっくりやって欲しいけど、
2クールの場合、問題はサテライトという会社の制作能力が保つかどうかかな。
まあ、これまでみたいな美形なキャラデザではないから、
影響は少ないかもしれないが、逆にある意味特徴的な絵とも言えるわけで、
それが吉と出るか凶と出るか。