『Fate/hollow ataraxia』雑感⑤

達成率:100%

というわけで、一応終わったので全体の感想(内容については触れない)。
確か制作スタッフが「hollow ataraxia」は、
月姫に対する歌月十夜的なものと言っていたような気がするけど、
プレイしてみて、まさしく本作は、その有り様がより昇華したものだと思えた。


メインシナリオもサブシナリオも含めこのストーリーを表現するためのシステム、
そして、このシステムのためのストーリーと、
ストーリーとシステムの融合度に関しては、「Fate」本編より高いと思えたし、
サブシナリオの幅やミニゲームを含めると、ファンディスクという1つのゲームパッケージとして、
ここまで充実しているものもないんじゃないのか。


むろん、「hollow」のメインシナリオ部分は、「Fate」本編と単純に比べると感動は弱いし、突っ込みどころもあるが、
このファンディスクという体裁に対するシナリオとして考えると、
このメインシナリオがあるからサブシナリオの幅もあり得るわけだから、本当に良く出来てると思う。
この発想とパッケージとしての完成度に対するスタッフの労力には素直に脱帽。


まあ、私の場合(ペースが遅いから)、「Fate」本編が全ルートクリアまで約60時間で、
この「hollow」が達成率:100%にまで約35時間かかっていて、
良くも悪くも「もうファンディスクのレベルじゃないよ、これは」と言いたいんだけど、
その反面で、終わって欲しくない、まだ浸っていたい、とも心底思えたからなぁ。
実に有意義な時間でした。


しかし、ミニゲームまで全部終わるのは、いつになる事やら。