「大人と子どものVガンダム」

リアルタイムで見ていた当時、中3だった私の場合、
まず、MSのデザインラインとかにはあまり惹かれなかった。
じゃあ、キャラや物語はどうかと言えば、それ以前に既に見ていたZ以上に理解しにくい、
と思ったことは覚えている。
他にも思うことはあるが長くなるので割愛。


結局、Vガンは富野監督がやろうとしていたことと、実際のフィルムにズレがあって、
それが修正されないまま第3クールぐらいまで行って、
ウッソの母親の死あたり以降からそれなりに修正されたという感があるなぁ。


ただ、これが種デスの第4クールとかと違うのは、まごうことなき富野作品であり、
終盤なんかはドラマ的に、やはりすごいと思えること。
母親の死なせ方もそうだけど、オデロの死とか、お爺さんたちの特攻とか、
カテジナさんの狂い方とその後とか。


面白いとか、好きとか、カッコイイとかとは、また別のもので、
ある意味、Zより心に引っかかりが残る作品だったかなぁと。
DVD-BOXのライナーに、「こんなの買っていけません」とあっても、買っている私ですし。


機動戦士Vガンダム DVDメモリアルボックス