]『コードギアス 反逆のルルーシュ』第08話「黒の騎士団」

観光のため、東京租界を出て河口湖畔に向かう生徒会女子の面々。
カレン達をアジト(巨大車両)に引き入れるゼロことルル。
そんな中、日本解放戦線を名乗るレジスタンスが人質を取って立てこもる事件が発生。
その人質の中に生徒会女子の面々とユーフェミアもいた。
レジスタンスが隠匿して兵器に手こずり、救出作戦が滞るブリタニア軍。
正義の味方を目指すと宣言するルル。
要求を呑まないことに対し、人質を犠牲にし始めるレジスタンス。
マスコミ車両を能力によって得て、ゼロとしてコーネリアと対峙。
ユーファミアが人質にいることを看破し、ゼロはユーフェミアを救ってみせるとコーネリアに持ちかけ、
レジスタンスへ会いに行く道を空けさせる。
コーネリアは、この際にレジスタンスとゼロの一挙殲滅を狙い、
スザクのランスロットには囮の役割を命じる。
人質の扱いにたまりかね、名乗ってしまうユーフェミア
レジスタンス頭目と対面するゼロ、だが、その考えの古さに呆れ挑発、
激発する頭目他にギアスを使い、自決させる。
ユーフェミアと対峙し、殺そうとするルル。
圧倒的なランスロットの力でレジスタンスの兵器を突破するスザク、
スザクのランスロットに逃げ時を悟ったルルは、爆破でカモフラージュ。
その後、突如として始まるTV中継、人質の全員無事とゼロ達が自らを誰であろうと武器(力)なき者の味方、
「黒の騎士団」であると宣言。


いやぁ、かぶいているというか、今回も外連味たっぷりといいましょうかw
この展開は予想できなかったなぁ。
まあ、これまでの外連味を考えると実に納得いく展開ではあるんですが。
ただ、あれですな。ルルがいう「力なきモノの味方」というのは、
それを実行面で見たとき、某作品の歌姫勢力と同じになりかねないわけですが、
彼らと違うのは、彼らが自らの行動方針をほとんど言語化せずに、
勝手に行動し内外でもっぱら混乱をもたらすだけのある種無軌道な力だったのに対して
「黒の騎士団」の場合、前提となる人質救出を成し遂げた上で、明確に言語化して宣言しちゃった以上、
力があるかどうかはともかく、まず方向性が与えられちゃったわけで、
以降、この行動方針に本人達を含め、内外の人間が縛られることになる罠。
でも、理想を抱いて溺死するようなルルとは思えないので、
ルルがその知恵で現実とどう折り合いを付けていくかがこれからの見所かな。


既報の通り、来週は総集編の模様。
某作品と違って、脚本が遅れることは考えにくいから、
言われているとおり制作の問題かもしれないが、
とりあえず「STAGE 9」ではなく「8.5」としているところに、監督の心意気を感じた今日この頃。
まあ、いっそのこと、あのね商法でもこの作品に関しては追い続けても良いと思ってますが。