『うたわれるもの』第26話「うたわれるもの」

研究所から逃亡したアイスマンとミコト。ミコトはアイスマンの子を産んでいた。
その子にお守りとして授けられる輪っか(エルルゥのと同じもの)。
そうこうしている内に囚われる3人。
アイスマンが次に気づいたときには、ミコトと子供はサンプルとして解体されたあとだった。
そのことに対し怒りが暴走し、ウィツァルネミテアとしての力があふれ出す。
その力の放散に自己嫌悪が募り、自滅を願い始めるアイスマン
そのアイスマンの心にムツミが反応し、発射されるサテライトレーザー。
しかし、その炎でも消滅すること能わず、心が二つに分かれる。
それのなれの果てがハクオロとディー。
そのハクオロはディーを倒し、再び1つのウィツァルネミテアとなる。


そして、ウィツァルネミテアはウルトに自らが再び二つに分かれる前の封印を願い出る。
ウルトとカミュが導き、オボロ、ベナウィ、クロウ、トウカ、カルラが黒ウィツァルネミテアを抑え、
封印は成功する。
ハクオロの魂は、仲間たちに後事を託し、眠りにつき、そして、エピローグと。


いや、見事に綺麗な終わり方というか、素晴らしい最終回だったかと。
仲間たちとの別れのシーンは総じていいんですが、
特にアルルゥとエルルゥとの別れのシーンでは、思わず涙、涙。
アニメ見て泣いたのはいつ以来だろうか。
とにかくここまでウルウル来たのが今年初めてなのは確か。
アルルゥの「一緒にいるって言った!」以降、アルルゥが涙をためるのと同時に、
こっちの涙もたまりまくりというもの。
そして、「キミガタメ」が流れつつのエルルゥとのキスシーンなんか、もう涙腺が完全決壊。
個人的に「キミガタメ」が好きと言うこともあるけど、このキスシーンの前後はホントに秀逸すぎる。
エピローグでは、トウカとカルラのコミカルなやり取りだったり、
カミュアルルゥのいつものやり取りが見られて良かったけど、
最後はやっぱりエルルゥということで、エルルゥの笑顔で締めと。
何というか、ここが落ち着く場所という意味でも、
エルルゥ中心でやってきたうたわれを象徴するラストシーンだったと思う。


正直、見る前まではここまで面白いと思うとは思っていなかったが、
見終わってみると個人的には今年最高の作品になった。
ギャルゲー原作のアニメ化の色々な難しさが改めて際だった今年だけど、
ことこの作品に関しては、アニメ化に際するシナリオアレンジ、作画、演出、
キャスト、音楽等々、全てが非常に高いレベルで、本当に面白かった。
携わった人々に百万の感謝を。
そして、うたわれるものらじおではさらにはっちゃっけを期待!