『Kanon』第16話「真夜中の聖誕曲」
一人帰宅する名雪。祐一とあゆはお出かけ。秋子さんにお茶を入れてもらい、一人飲む名雪。
件の出来事で入院している佐祐理と舞を見舞う祐一とあゆ。
「つらいことから目を背けようとしている人が祐一の側にいる」という舞。
「ちょっとここ(病院)は苦手かも」と漏らすあゆ
朝。名雪は早出、秋子さんは寝坊ということで、
危うくあゆの黒こげ朝食を食べる羽目になりそうになる祐一。
登校中、あゆが追いかけてきて、秋子さんの不調を訴える。
急いで帰宅するも「心配は要らない」という秋子さん。あゆは自分が看病するという。
学校に来て事情を名雪に言うも、祐一はあゆが看病出来るかどうかを心配する。
電話で落ち着いた調子であゆを導く名雪。感心する祐一。
またぞろ校内で栞と会いつつ、祐一は日曜に会う約束をする(実にギャルゲーらしい主人公のふるまい)。
栞とのデート。ゲーセンに行ったり、公園で雪合戦、雪だるまを作ったり、
栞に似顔絵を描いてもらう祐一。
「時間いっぱいまでこうしてられたらいいですね」という栞は、
行きたいところがあると言って祐一を学校内に導く。
それは、お姉ちゃん(香織)と一緒に普通の学校生活を送りたかった詩織の気持ちの表れ。
デートからの帰宅後、美坂香織から祐一宛に電話がかかってきて外に呼び出される。
外で会った香織から栞の誕生日が一週間後であり、
栞がそれまで生きられないと宣告されていることを聞かされる。
そして、栞に死が訪れるということから、香織自身が逃げているということも。で、続くと。
栞が病弱設定である以上、「あと一週間」フラグの想像は容易だったが、
デートであれだけ元気なのに死ぬというのは、いささか説得力に欠けるかと。
(君のぞの名前忘れたが、死んでしまう看護婦さんのルートはかなりシビアだったような。
まあ、あの作品の場合、それ以上にシビアなルートがありますがw)
ただ、香織から栞のことを聞かされるこのシーンの映像は、すげぇクオリティが高かったと思う。
別にグリグリ動いているとかではなくて、明暗の対比とか、色深度とか映像の奥行き感とか、
何というか上手く言語化しにくいのだが、空間としてのクオリティが高かったと言いましょうか。
是非、ハイビジョンで見たいなぁと思うシーンだった。
というわけで、そこかしこで名雪編とあゆ編の伏線が張られているような気がするが、
栞編に関しては死亡フラグも立ち、あと2回ぐらいだろうか。
これまでの奇跡を見るに生き延びそうな気がするわけだが、果たして?
しかし、「うぐぅは風邪ひかないっていうだろ」はちょっと笑った。
「うぐぅ」と「バカ」は同義なのかw