『コードギアス 反逆のルルーシュ』第14話「ギアスvsギアス」

ゼロの代わりに扇に部隊の撤退命令を出すC.C.。
命令を出せないほど動揺しているのかと揶揄するC.C.に対し、ルルは自分の銃がなくなっていることと、
素顔を見たものが少なくとも2人いると漏らす。
ゼロの銃を持ったまま帰宅していたシャーリー。


生徒会室でユーフェミアに会えないかとスザクに願い出るニーナ。
私も会ってみたいと言うナナリー。
その時、スザクにルルから電話、自分の素顔を見たものが軍関係のものか探るが、
そうではないと分かる。
そして、戦場でシャーリーを見かけたかもしれないとC.C.相手に漏らすルル。


コーネリア軍の参謀は、ゼロがブリタニア皇族への恨みで動いている節があるとし、
コーネリアに注意を喚起するが、コーネリアは逆にユーフェミアを心配する。
そこで、騎士を持たれたらと部下が提案。
スザクに関して、人名に対する反応が過敏すぎることを憂慮するセシルだが、
ロイドは結果が出ている以上、構わず更なる機体試験を行う意向を披露する。


ギアスの力を使って、シャーリーの部屋を調べるルルとC.C.。
慰霊碑の前に立つシャーリーに声をかけたのはギアス能力者のマオ。
黒の騎士団内部では、扇が解放戦線の船が爆発したことに疑問を持つ。
ゴスロリ風味のC.C.と一緒にナリタに向かうルル。
(って言うか、この時のC.C.の服は誰の趣味ですかw)


マオにルルがゼロであることを聞かされるシャーリー。
シャーリーはルルの正体を知った上で、ルルをコーネリアに引き渡そうとするヴィレッタを
ゼロの銃で反射的に撃っていた。
殺人者であり、君もゼロと同罪、さらにいつまで悲劇のヒロインでいるつもり、
とシャーリーを追い込むマオ。


成田に着いたルルとC.C.は、手分けして探すことに。
別れたルルにシャーリーから電話が。しかし、それはマオからのものだった。
チェスの勝負を持ちかけるマオ。
ルルとマオの姿を見つけ、追いかけるC.C.。
ロープウェイの中でのチェスで完敗するルル。マオのギアスは相手の思考を読む力だった。
屋上に着いたロープウェイの窓の外、ルルに銃口を向けるシャーリーの姿が。
一方、扇が先の戦場となった港付近で傷を負ったヴィレッタを発見する。


思考を読む力を使って、ルルとシャーリーを追いつめるもののシャーリーの思考の混乱に辟易し、
自ら2人を殺そうとするマオ。
だが、C.C.が機転を利かせ、それを阻む。(マオがC.C.のストーカーであることが判明)
人を撃ったこと、父を死ぬ原因になったゼロがルルであった、そのルルが好きなこと、
全てに苦しむシャーリーに対して、ルルは「嫌なことは全て忘れてしまえばいい」とし、
シャーリーに父の死を詫びながら「ルルの全てを忘れる」というギアスの力を使う。


慰霊碑の前で再会するシャーリーとルル。しかし、シャーリーはルルのことを覚えていない。
ルルは大事な友達をなくしたと嘆く。シャーリーは哀しみが明ける「朝は来ますよ」と答え、
ルルは「今までありがとう」と残し、その場を去ると。


いや、ドラマティックで非常にいいラストシーンとEDの入り方だった。
泣きはしないがかなり感動したわ。
ただ、忘れさせた直後に再会させている上に、
もしコードギアスが巷間言われているとおりの変則4クールの作品なら、
恐らくルルのこと思い出して、再登板もありえると思うんだがなぁ。
そのまま完全に退場させるなら、あそこで一切触れずに次週で転校しましたで済むわけだし。


あと「あなたも誰か亡くされたんですか?」と聞いている以上、
父親が死んだことは分かっているけど、それに関するルル(+ゼロ)のことだけを忘却させたと思うが。
ただ、それだとシャーリーのルルに対する好意を知る生徒会メンバーとの整合性が取れないから、
別れのためだけにあのラストシーンを設定したのか。うーん、どうなんだろう。
再登場はあるかも知れないけど、とりあえず転校して一次退場という線は強いかもな。


それにしても、今回はシャーリーで感動したものの、
あいかわらずC.C.の株が上がるシーンが多いんですが。
あのゴスロリ衣装といい、嫉妬もありつつ、ルルを言葉で弄る様といい、かなり弾けてきた。
次回もC.C.ストーカーのマオへの復讐戦と言うことで、C.C.は目立つだろうし、期待大。
あとはヴィレッタを介抱した扇の動向が注目されるが、果たして?