『魔法少女リリカルなのは StrikerS』第07話「ホテル・アグスタ」

アバンのナレーションから、いきなりティアナの「有能な同僚&上司に対するコンプレックス」の吐露。
スバルに対し、影がある役割を担うだろうとは思ってはいたが、ようやく来たかという感じ。


スカリエッテの線を追いつつ、ロストロギアを含む骨董品のオークション会場であるホテル・アグスタの会場警備
ロストロギアをレリックと誤認したガジェット出現の危険性に対して)と人員警護に向かう機動六課の面々。
会場内はフォーマルな衣装に身を包んだ隊長が、外は副隊長以下スバルら、という配置が取られる。
警備に当たっていたそのフェイトとすれ違うユーノ。


有能、あるいは才気あるメンバーが集う六課の中で、
自分が凡人だと独り感じるティアナは、それ故に立ち止まれないと強く思う。
襲来してくる多数のガジェットに対し、シグナム、ヴィータの両副隊長&ザフィーラが迎撃に、
新人達はシャマルの現場指揮の下、ホテルの周囲に防衛ラインを構築。
迎撃戦の最中、Dr.スカリエッテはルーテシアらに交信、
実験材料になりそうなものがホテルにあるということで、その取得を依頼。
引き受けたルーテシアは召還魔法によって、無人操作のガジェットを有人操作に切り替え、攻勢に移る。


召還魔法を使う術者を探ろうとするリーンホース?は、ルーテシアが放つ虫に阻まれ、断念。
新人達が築いた防衛ラインでの攻防はほぼ互角、シャマルは副隊長たちが戻ってくるまで保たせるように説くが、
受け身ではなく反転攻勢に転じるべきと考えるティアナは、スバルと共にそれを実行。
クロスファイヤーシュートを敢行するも、コントロールが効かず、
ガジェットだけでなくスバルにも攻撃が当たりそうになる。
すんでの所でヴィータが弾き返すものの、命令を聞かず無茶をやった2人に憤ったヴィータは、
「すっこんでろっ!」と厳命。意気消沈するスバルとティアナ。


その中で、Dr.スカリエッテが必要としていたものを手に入れることに成功するルーテシア。
そのルーテシアに迫ることは出来なかったものの、
ガジェットの迎撃という当初の作戦は一応無事終了の機動六課。
何事もなかったかのように開かれるオークション、
その壇上には解説役として招かれた無限書庫司書長であるユーノの姿が。
他方、自分の失敗に対するスバルの励ましが素直に受け入れられないティアナは、スバルを遠ざけ、独り涙すると。


平たくいうとティアナのコンプレックス解決編の始まりであり、
巷で言われている白い魔王降臨の前段が整ったというべきか。
前話のなのはに対するヴィータの「甘すぎる」という指摘があって、
今回のティアナの命令軽視、で、次の「今までの教導を無視するような戦法」となれば、
なのはさんの怒りの鉄槌が下るのも無理ないかと。
(段取り的には充分想定できる展開ではある)


あとは、ようやく登場かと思ったらニアミスばかりで、
しかも二言しかセリフがなかったユーノが泣ける。
っていうか、声変わりしてなくて良かった。
しかし、10年で書庫長というのは、ずいぶんな出世だが、
ユーノが有能だったのか、なり手が少ないのか、どっちなんだろうか?


まあ、とりあえず、ユーノとなのはの邂逅、管理局の白い悪魔改め魔王を楽しみに次回を待つとする。