『マクロスF』最終話「アナタノオト」

バジュラの戦艦の主砲がシェリルの乗る旗艦を捉えようとするとき、
マクロスクォータがフォールドアウト、窮地を救う。
さらにバルキリーから脱出していたアルトが、
ビッグランカがバトルギャラクシーの投影であること、
オズマらが今回の一件がグレイスとそれに与するものの仕業であることを暴露。
レオンは拘束される。


一方、ギャラクシーからはゴーストV9が出撃、アルトはルカやクランからVF25を受領、
そして、シェリルにおまえの歌でランカの目を覚ましてやってくれと宣う。
シェリルのノーザンクロスに乗って、突撃ラブハートを敢行するオズマらスカル小隊。
ルカは僚機のゴーストを解放、クランはミシェルの愛機を駆り砲撃、
アルトは戦闘をかいくぐりランカに呼びかける。ランカは心を取り戻すが一足遅く、
グレイスはバジュラの全てを掌握し、バジュラを自由自在に動かし、
フォールド断層まで生じさせる文字どおりの超時空生命体と化す。


その攻撃でシェリルが倒れる中、今度はランカが戦いを終わらせるための歌を歌い出す。
さらに被弾したことで洗脳が解けるブレラ。
弱音を吐くシェリルを奮い立たせるランカとアルト。
V型感染を引き起こす細菌を脳から腸に定着させるその奇跡。
そして、流れる二人によるライオン以下のメドレー。
歌に乗って、ギャラクシーとグレイスに対する総攻撃が敢行。
アルトはランカの救出に成功。グレイスの攻撃に対し、船団の盾&先導役となるバジュラ。
バジュラと気持ちが通じ合うことを認識したランカたち。


アルトはブレラの協力を得て特攻、グレイスを仕留めることに成功、戦いは終結
フロンティア船団は惑星に降り立つ。
歌も恋も負けないと宣言し合うランカとシェリル。そして、二人を翼とするアルトで、完と。


たぶん、これ途中でストーリー構成、変更を余儀なくされてるんじゃないかと思うんだ。
理由は机上の論と実際のフィルムの齟齬というところ?
まあ、それで後ろが尺が足りずに詰め込み過ぎ的な展開になってしまったのではないかと。
ノリというかテンポという点では、歌にも力があるんで、充分すぎるほどOKなんだけど、
冷静に見ると突っ込みどころは多い罠。
あと、二人の内一人は選べない、というハーレムエンド的な落ちは、
個人的には全然OKだと思うけどね。
実際、どっちかを選ぶという決定的な展開をさせてないし。
まあ、何にしても半年、というか歌を含めるとまだまだこれからも含め半年以上、
充分楽しませてもらった素晴らしい作品だったと思います。