「『坂本真綾LIVE TOUR 2009“かぜよみ”』in 東京国際フォーラム ホールA 1.24」

今の声優界の歌姫には双璧があって、一人が水樹奈々、もう一人が坂本真綾だと、
勝手に思っている私としては、5年ぶりのツアー、しかも初のホールツアー、
最終日が国際フォーラムホールAとなれば、行かねばなるまい、
ということで行ってまいりましたよ。


思えば、「約束はいらない」の頃からファンやって、
「IDS」も開始と同時に加入しているわけですが、ライブに参加したのは、
諸事情あって、最初のタナボタと3ー4年ぐらい前のファンクラブイベントの2回だけ、今回で3度目。


しかし、もう何年も前からこのレベルの会場で、ライブを何度となくやっていて、
ライブDVDとかバシバシ出していても良いぐらいのCDセールスを記録しているにも関わらず、
この規模の会場に2009年でようやくたどり着いたわけで、
時間がかかった理由はこの公演で、本人が言ったようにライブで歌うことへの怖さ、
ということなんだろうけど、公演で歌を聴いてて、ここまで待った甲斐はあったなぁとは思った。


デビュー当初のタナボタの頃からライブでも上手いことは上手かったし、
ミュージカル経験を積んで、IDS発足後のファンクラブイベントのライブで、
歌の練達を実感したけど、さらに声優・歌・ミュージカルの経験を経て、
この規模の会場を満たして余りある歌唱力が具わっているなぁ、と思えたからね。


これが「奇跡の海」を出した頃とかでこの規模の会場だったら、
菅野さんたちに引っ張ってもらうということが必要であり、
穿った言い方をすれば、ビジネス先行の興業と捉えかねなかっただろうけど、
今回のライブに関して言えば、坂本真綾による坂本真綾を感じるに
充分なパフォーマンスを展開してくれたわけで、成長したなぁ、とおじさん涙目でした。


曲目は風読みをベースにしつつも、昔の楽曲も多く、
本人曰く「いま私が歌いたいもの」ということだけど、
5年ぶりというところに配慮されてるんでしょうな。
とは言え、一緒に行ったほぼエスカぐらいしか知らない友人は、
割と( ゜д゜)ポカーン風味だったが。

セットリスト

1 Vento

2 Get No Satisfaction!

3 トライアングラー(アニメ『マクロス フロンティア』OP)

4 ループ(アニメ『ツバサ・クロニクル』第1シリーズED)

5 風待ちジェット〜kazeyomi edition(アニメ『ツバサ・クロニクル』第2シリーズED)

6 雨が降る(『鉄のラインバレル』ED)

7 Remedy(『鉄のラインバレル』後期ED)

8 奇跡の海(アニメ『ロードス島戦記-英雄騎士伝-』)

9 風が吹く日

10 プラリネ

11 走る

12 約束はいらない(『天空のエスカフローネ』OP)

13 指輪(映画『エスカフローネ』主題歌)

14 僕たちが恋をする理由

15 光あれ

16 マメシバ(アニメ『地球少女アルジュナ』主題歌)

17 さいごの果実(OVA『ツバサ TOKYO REVELATIONS』エンディングテーマ)

18 カザミドリ

19 ユニバース

アンコール

20 プラチナ(アニメ『カードキャプターさくら』OP)

21 tune the rainbow(映画『ラーゼフォン 多元変奏曲』主題歌)

22 NO FEAR/あいすること

アンコール2

23 ポケットを空にして(『天空のエスカフローネ』挿入歌)

24 カザミドリ

でも、3曲ぐらいおきに気が抜けない名曲が入ってるのはさすがというべきか。
どこを切っても坂本真綾と言っていたのは伊達ではないなぁとw
おじさん的にはアンコールの「プラチナ」と「ポケットを空にして」でかなり感動してましたが。


それにしても、真綾さんのライブでまさかサイリウムを振ることになろうとは、思わなかったなぁ。
(と言っても、主催者側がサプライズでユニバースの時に振るように配った5センチ程のもの)
ただ、そのおかげで「ポケットを空にして」の後の弾き語り「カザミドリ」が聞けたと思えば、
善き哉、善き哉。
でも、「ポケットを空にして」の会場全体での合唱は、やっぱいいね。心が洗われると思うんだ。


そして、1年に1度はやっぱりこういう機会が欲しいなぁ、と望んでみたり。
あとは、カメラで撮ってたからにはライブDVD……出してくれませんかね、
flying DOGさん。


<関連>
「中島愛『きょうは、真綾さんのライフ゛ツアー最終日!!』」
「坂本真綾 LIVE TOUR 2009 “かぜよみ”」
「かぜよみの民でよかった」
「夢のようでした!!」