R・マドリードvsF.C.バルセロナ

年に2度の大一番、クラシコの日。
というわけで、当然の如く午前4時頃からライブで視聴。
事前は、ここ数試合、去年の絶頂期に近い試合内容と結果も備わってきたから、
大負けはしないだろうとは思っていたが、アウェーだから負けても仕方なし、まあ引き分けられれば御の字と予想。
が、その予想以上にマドリーの状態が酷くて、バルサ、かなりの一方的展開。
結果は「0:3」完勝。
私が見てきた中でもベルナベウでのクラシコで、最高に内容が伴った勝利だと思う。


何というか、チーム力に歴然とした差があるなぁ。
バルサはシーズン序盤もたついていたけど、去年の優勝したチームをベースに故障復帰組と、
新加入メンバーが現在はきちんと馴染んで、厚い層を作っている。
去年は怪我人が多かったから、余計そう感じる。


それに比べて、マドリーが敵ながら哀れに感じてしまう。
例えば、バルサでのライカールトの戦術の根幹が、
ボールを奪われた後の攻撃的な組織的守備なのに対して、マドリーにはそれがない。
というか、少なくともこの試合のスタメンにはそれができる選手がいない。


デル・ボスケ監督(マケレレ)退団以降は、中盤での歯止めがなくなり、
GKカシージャスとFW陣のギャラクティコの超個人技で守り、攻撃し、一応勝ってはいるけど、
脆さが全然抜けない印象のままだと、個人的には思っていたけど、
今日の試合なんかは、選手のコンディション不良でその個人技の攻撃すらなくなり、
中盤の攻防も負け、ディフェンスの脆弱性がモロに白日の下に晒された感じ。


とはいえ、それを晒せるだけの攻撃能力をバルサが発揮したことがまず凄いわけだが、
ロナウジーニョ、メッシ、エトー、最高!
ってか、集中を保ったディフェンス陣も、こぼれ球を悉く拾った中盤も
何もかも素晴らしかった。リアルタイムで見た甲斐があったというものだ。