『ノエイン』第12話「タタカイ」

すごいなぁ。戦闘シーンをこういう画風で描くとは思わなかった。
今年の特筆すべき戦闘シーンでは、『NARUTO』の例があるけど、枚数はともかく、
画の演出という意味では、ノエインの今回のもすごく個性的だったなぁ。
っていうか、そんなカラスとフクロウの戦闘シーンだけでなく、
アトリのキモさとかもしっかり伝わる作画でしたが。
(作画だけでなく鈴村さんのイッちゃった演技も秀逸なのは言うまでもない)


それにしても並行宇宙論という設定により、現在と未来の同一人物を同時空に存在させることで、
キャラクタードラマが重層的になっていて実に面白いなぁ。
例えば、フクロウが消えて、その光を見て無意識のうちに涙を流すアイとそれを気遣うイサミのシーンとか、
違う時空の存在のはずだけど、どこか通じてる部分があるという感じが、
もどかしさとか切なさを醸し出していて良い。
10月開始の番組の中では、個人的に一番面白いと思いますな。
内容的に面白さを説明するのが難しいけど。