『シュヴァリエ』第13話「兆し」

王家の詩を追いロシアから英国にやってきたデオンら一行。
英国でのリアの記憶が過ぎるデオン
外務大臣とデオンらに対する策謀(ゲルシィ伯爵の抱き込み)を練るポンパドール夫人
デュランからの報告に対する返事をしたためるルイ15世
ロンドンでの全権大使ゲルシィ伯爵と会見する4人、
伯爵はロバート・ウッドの鞄にある最終外交決定書類と、
その中に書かれているという英国での「詩人」の存在を示唆するが、
リアの魂が降臨したデオンは、その「詩人」がマクシミリアンであることを告げ、
その書類を手に入れるため、自ら宮廷に出向くと宣う。
一方でマクシミリアンは革命教団のトップ、ダッシュウッド卿と会っていた。
リアとして宮廷に出向くデオン、リアと旧知だったメアリー王妃に歓待され、
王妃とジョージ、そして、ロバート・ウッドを大使館の夜会に招くことに成功する。
リアの記憶というか魂に翻弄されるデオンというところで終わりと。


英国編に突入。まずは情報収集による現状把握からといったところだが、
革命教団のトップがダッシュウッド卿というのが何ともニヤリとさせますな。
上流から下流までの人間を招き秘密倶楽部を運営し、黒ミサという名の放蕩、淫蕩をしたにも関わらず、
財務大臣になっているというのがダッシュウッド卿のはず。恐らくそれがモチーフだよなぁ。
それを革命教団のトップにしてるのがなかなか面白い。
あとは、リアの記憶が過ぎれば過ぎるほど、リアの幻影に苦しむデオンという姿が見え始めたことか。
恐らくこの描写はこれからより強くなっていくだろうし、
デオンがこういう感じのままだとハッピーエンドは難しそうな気がするな。